卒業したかったけど、大切だった
「卒業したかったけど、大切だった」
この言葉は私が好きなグループSixTONESの京本大我がCDデビュー前、ジャニーズJrとして最後のコンサートで放った言葉。
あいにくこのコンサートには行っておらず、SNSで事の次第を知ったのですが、なんだか胸がキュッと締め付けられました。
「ジャニーズJrを卒業したいと思っていたけど、この経験や想い出は大事なものである」
彼の考えがきちんと表されている素敵な言葉だと思います。
ずっとずっとデビューを望み、でも思うようには行かない。
彼らSixTONESは全員そうだったと思います。
特に、2018年の年末あたりからSixTONESの勢いはすごかった。
YouTubeのアーティストプロモーションに日本で初めて選ばれ、2019年春には3都市10公演のアリーナツアー。個人の活動としても連続ドラマやバラエティに出演したり、ミュージカルに出演したり…
ファンとしてもそろそろデビューするのではと期待していました。
2019年5月1日、彼らの結成4周年。令和初日の大阪城ホール公演。
アンコール後に去っていく彼らの顔たちは、今でも忘れません。
ファンだけじゃなくきっと本人たちも期待してたのかもしれません。
もしあの時もっと要望を送ってテレビに出れてたら、もっと雑誌を買っておけば…と今でも悔やまれます。
8月8日、ジャニーズJrが一同に会した東京ドーム公演。
MCに突入し、いろんなグループがコンサートの開催やSNSの開設を発表し、なぜか最後にステージに残っているのは2グループになっていました。
「あ、これなんかある」
こう思ったのは私だけではなく、大勢の人が感じ取ったでしょう。
そこで発表されたのは、同時デビュー
彼らの顔はどういう表情をしたらいいのだろうと困惑している様子だと私が感じました。
のちに「他のJrの気持ちを考えると素直に喜べなかった」と語る彼ら。自分たちも同じ経験をしてきた分、こうやって仲間の気持ちを汲み取れる彼らが大好きです。
私の性格上比較してしまう癖があります。
なんでテレビの仕事が少ないんだろう、全国ツアーやってるからかな?と。
ファンがモヤモヤするよりも、本人たちはどう思っているんだろう。理不尽な思いはしていないだろうか…と不安でいっぱいでした。
いまではうちはうち、よそはよそと考え、彼らだけを見ることができていますが、半年ぐらいは本当にしんどかった気がします。SNSをみても、いろいろな考えがあって、その中には自分のモヤモヤを体現している言葉もあって。そんな言葉に少し救われた気がします。
でもやっぱりSNSって精神衛生上ほどよく距離をとった方がいいなとこの期間で思いました。
そういえば先日久しぶりにSixTONESのRIDE ON TIMEを見返したのですが、
彼らの考えが地に足ついていて、しっかりしていて、改めて彼らについてきてよかったと思ったし、これからも微力ながら応援していきたいなと感じました。
デビューから4か月以上たった今だからこそ当時よりも冷静に見れたので、この想いをここに載せていきます。
おもしろいよな人生って
5月1日の大阪城ホールの控室でご飯を食べているときに、ジェシーが言った言葉です。
北斗や髙地がB.I Shadowで一度CDを出して、でも正式なデビューにはなかなかたどり着けず、「未熟すぎた」「一生気遣って生きてたかも」とつぶやきます。
その会話の中でジェシーは「SixTONESでよかったじゃん」、「おもしろいよな人生って」と言うのです。
よくメンバーが(特に北斗が言っているイメージですが)、「ジェシーは太陽」と例えます。私は上の2つの言葉を聞いた時、メンバーがそう例えるのがよくわかりましたし、こんな素敵な考えができるジェシーがいるならSixTONESは大丈夫だと、何となくですが感じました。
デビューしたくない
彼らのことを詳しく知らない人が、え?となるかもしれません。私も初めて聞いた時はびっくりしました。
でもこの言葉には続きがあります。
「自分たちの知らない、自分たちになっていくのが怖い。」
きっと芸能の道の厳しさや現実を知っているきょもだからこそ、この怖さがあると思ったのでしょう。でも言葉を返せば、今のままの自分たちらしさでいたいとも言えるのかなと…自分たちらしさのためならデビューが絶対じゃないという気持ちがあるのかなと感じました。
5人のためなら1人でも闘う、SixTONESは俺が守る
この言葉はそれぞれ慎ちゃんと髙地がインタビューでこう答えました。
6人でいるために、自分たちらしさを失わないために
普通なら売れるためなら多少の犠牲は厭わないし、流れに身を任せるしかないと思うかもしれません。実際彼らもそう思うこともあるでしょう。
しかし、こうやって自分の考えをさらけ出してくれるメンバーがいることは、きっといつか糧になる気がします。
大人になってしまった意味がある曲
インタビューの中で、デビュー曲のImitation Rainが今までのジャニーズのデビュー曲にはないよねという話題が出ました。そこで北斗はそういったのです。
確かにそうだなと共感しました。全員が20歳を超えた今だからこそ歌える曲。
色々な経験や葛藤をしてきて、やっとのデビュー。彼なりに解釈してそれを受け入れたのかなと感じました。
個人競技の1位が集まったグループ
「SixTONESは団体競技で1位を取るより、個人競技の1位が集まったグループでいたい」
SixTONESがSixTONESでいる意味がよく表れている言葉。自分たちがどうなりたいかという明確なビジョンを持っていることは、芸能人に限らず大切なことだと最近よく思います。そして、6人がそれぞれ自分らしさを出せる場で、個人競技で1位を取れるようにファンとして応援し続けようと感じました。
最後に
SixTONESって本当に「こうなりたい」ってビジョンがあったり、自分の考えをもってたり、それをファンに発信してくれたり…とことん素敵なグループだと思いますね。
彼らの言葉を信じて、これからも応援していきたいです。